こんなお悩みありませんか?
- タイトルのルールを決めてもそのルール通りに入れてくれない。
- タイトルの粒度がバラバラで、チケット詳細を開くまでよくわからない。

kickflowでは、タイトルを自動計算で組み立てることができます。
日付・申請者・フォーム内の入力項目などを自動的に組み合わせることで、一覧を開いただけで「いつ・誰の・どんな」申請かが伝わるようになります。これにより、承認者が承認すべき申請を探す手間や、後から特定の申請を探す手間を減らせます。
稟議・購買・各種申請などワークフロー全般で使える考え方です。

こんな運用の方におすすめ
- タイトルを自由記述にしていて、表記がバラバラになっている。
- 承認者から「どの申請か一覧でわかりにくい」と言われたことがある。
- 1つのワークフローの中に複数の用途(区分)があり、同じような名前の申請が並んでしまう。
タイトルの付け方は2種類
kickflowのワークフロー設定では、タイトルの入力方法を「自由記述」と「自動計算」から選べます。
- 自由記述:申請者がその都度タイトルを入力する。書き方は人それぞれになりやすく、一覧性が下がる。
- 自動計算:あらかじめ決めた計算式に沿って、システムが自動でタイトルを組み立てる。表記が統一されるため、開かなくても内容がわかるようになる。
雑多になりがちな自由記述ではなく、自動計算にしておくのがおすすめです。
よくある組み立てパターン
パターン1:作成日+申請者
最もシンプルで導入しやすいパターンです。「いつ・誰が」だけでも一覧性は大きく改善します。
concat(text(today(), "yyyy/mm/dd"), " ", json_lookup($author, "$.fullName"))
# 2026/08/18 山田 太郎
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today()で本日の日付を取得し、text()で表示形式を整えます。 -
$authorには申請者の情報がJSON形式で入っているため、json_lookupでfullName(姓名を連結した文字列)を取り出します。
パターン2:フォーム内の区分を含める
例えば取引先申請のワークフローで、フォームに「区分(新規/変更)」「会社名」の項目がある場合、これらをタイトルに含めると一覧でさらに見分けやすくなります。区分のフィールドコードが
category、会社名のフィールドコードが company_name の場合、計算式は次のようになります。
concat(text(today(), "yyyy/mm/dd"), " ", json_lookup($author, "$.fullName"), " ", $category, " ", $company_name)
# 2026/08/18 山田 太郎 新規 株式会社サンプル
$category や $company_name は例です。実際に設定したフィールドコードに置き換えてください(フィールドコードは半角英数字・ハイフン・アンダースコアのみ使用できます)。区分がテキスト・プルダウン型の場合はそのまま $フィールドコード で参照でき、 json_lookup は不要です( json_lookup が必要なのは、ユーザー型・チーム型・汎用マスタ型などJSON形式で値が入るフィールドの場合だけです)。
json_lookupとconcat、使いこなせるようになろう
- concat:文字列同士をつなげる関数。日付・氏名・区分・会社名など、バラバラの要素を1本のタイトルにまとめる際に使う。
- json_lookup:JSON形式で値が入っているフィールド(申請者情報、ユーザー型・チーム型・汎用マスタ型フィールドなど)から、必要な項目だけを取り出す関数。$author自体はJSONの塊のため、そのままタイトルには使えません。氏名だけを取り出すには、json_lookupで抽出する必要があります。
この2つを組み合わせられるようになると、日付・氏名・区分・会社名だけでなく、部署名・社員番号・金額など、フォームやユーザー情報に含まれるほぼすべての項目を自由に組み合わせたタイトルが作れるようになります。
上級テクニック:ifで見やすいラベルに変換する
区分の値をそのままタイトルに出すのではなく、 if 関数で目立つラベルに変換すると、一覧での視認性がさらに上がります。
concat(text(today(), "yyyy/mm/dd"), " ", if(exact($category, "新規"), "【新規】", "【変更】"), $company_name)
# 2026/08/18 【新規】株式会社サンプル
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if(論理式, TRUE値, FALSE値)の3引数が必須です。 - 区分が「新規」かどうかを
exact関数(文字列の完全一致判定)で判定し、目立つ記号付きのラベルに変換しています。
関数の詳細な仕様(引数の型・エラーになるケースなど)は、以下のヘルプ記事にまとまっているので、より複雑な組み合わせを作りたいときはあわせてご確認ください。
フォームの自動計算フィールドで使用可能な変数や関数を教えて下さい
タイトルの自由記述は、まだ「そのうち直そう」と後回しになっていませんか。まずは今お使いのワークフローの中から1つを選び、そのタイトルを自動計算に切り替えてみてください。
※ 本記事の設定手順は執筆時点の仕様に基づいています。実際の画面とは一部異なる場合があります。